ハイブリッド化で前期型の弱点をほぼ克服したスバルXVのお勧めグレードは?
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:小林 俊樹 123
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だがこのようにベタぼめしてきたe-BOXER版スバルXVにも、不満な点がないわけではない。
ひとつは「荷室容量」だ。
リチウムイオンバッテリーを荷室床面に配置した関係で、e-BOXER版XVの荷室は狭くなった。具体的には荷室高が、従来の777mmから722mmへと5cm以上低くなってしまったのだ。それと同時に床下にあるサブトランクの容量も減っているため、アウトドア関係の道具などをガンガン積むみたいタイプのユーザーは、このあたりの感触をあらかじめ確認することをおすすめしたい。
またバッテリー搭載の関係で燃料タンクの容量も大幅に少なくなった。従来型では63Lだった燃料タンクは「48L」になってしまい、それでいて実燃費は、2L自然吸気もe-BOXERも(筆者の2年間の通算燃費と今回のテストでの実燃費を比べた限りでは)ほとんど差がないため、e-BOXERのいわゆる航続距離は確実に短くなっている。
このあたりの印象は「人ぞれぞれの使い方」次第で大きく変わるため、何かを断言するのは難しい。だが「どこまでも走っていきたくなる車」を標榜しているスバルのクロスオーバー車としては残念な部分と言えよう。今後のなんらかの技術的ブレイクスルーに期待したい。
ということで……僕ぁe-BOXER化されたXVが欲しくて欲しくてたまらなくなってしまいましたよ!
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